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中国の乾物珍味♪


今回は中国の乾物珍味を紹介していきたいと思います。

 中国では「4つ足のものは机以外何でも食べる」と言われているほど、なんでも食べるそうですが、「こんな食材があるのか!?」とカルチャーショックを受けることも多々あります。

そんな中でも有名な三大乾物珍味とプラスαで紹介します。

ぜひご覧になってください。


魚翅(フカヒレ)


中国の三大珍味の一つです。

コラーゲンがたっぷりの美肌効果のある食材ですね。

 サメのヒレを乾燥させたものですが、どんなサメでもいいというわけではなく、ジンベイザメ・イタチザメ・ヨシキリザメなど種類が限定されています。ヒレは背びれでなくても、尾ビレ、胸ビレなどどこでもいいようです。中国の珍味ですが、なんとフカヒレ加工に対して世界一の品質ももっているのは日本だそうです。現在では様々な禁止法によりフカヒレが食べられる機会が減っていっているそうです。表舞台から消える前に一度は食べておきたいです。


燕窩(ツバメの巣)

 名前の通り、ツバメが作った巣です。

 とは言っても日本のツバメの巣のように泥や枯れ葉から作られているのではなく、アナツバメという種類の海辺の絶壁の洞穴に、唾液で作ります。テレビでフードハンターが、危険を冒して手に入れる食材というもので紹介されていましたね。乾燥させたツバメの巣を一度水で戻し、煮込んでスープやデザートに入れて食べます。ミネラルが豊富に含まれていて、免疫力もアップする健康にいい食材でもあります。


鮑魚(アワビ)

中国では、『海の「軟黄金」(柔らかい黄金)』と呼ばれている中国の三大珍味の一つです。

 中国での高価な宴席では「無鮑不成席」(アワビなしでは宴席が成立しない)と言われているほど、欠かせない食材になっています。こちらもフカヒレと同じく、最も良質なアワビは日本でとれるものらしいです。日本の海産物は凄いですね。中国の医学では「明目魚」と呼ばれていて、眼に良いとされています。

 他にも高血圧、頭痛、胃潰瘍にも効果があると言われている健康にいい食材です。日本では鮮度のいいアワビが手に入りやすいため、酒蒸しなど素材の味を活かした調理法が多いですが、対して中国では油通しをして醤油で味付けをするといった「まさしく中華料理」と思える調理法で使用されます。


花膠魚肚(魚の浮き袋)

 キグチやイシモチ科などの魚の浮き袋を乾燥させたもので上記のフカヒレ、ツバメの巣、アワビに加えて、四大乾物珍味とも言われています。

 薬膳料理や漢方料理に使われることが多い高級食材で、フカヒレ同様コラーゲンを豊富に含んでいるため、肌に非常によく、また滋養強壮・精力増強の効果もあるとされています。なんと100gで7,000円ほどの値段がするそうです。

 また下準備が手間であったり、乾燥しているので戻したりと使用するのにかなり手間がいる食材であるために一部の高級中華料理店でないと扱っていないため、滅多にお目にかかることが出来ません。しかし、兵庫県の南京町で一度食べたことがあり(本物か偽物かはわかりませんでした。)その食感はコリコリしていて、塩気の効いた味でした。中国の三大珍味は全て、偽物が出回っているため、素人や初めて食べた人では区別できないですよね。それでも、蒸し物だったのですが、3,000円ほどかかった料理でした。


いかがでしょうか。

中国の乾物珍味を紹介しました。

聞いたことがあっても食べたことがないものがあったのではないでしょうか。

なんでも食べる中国人でも、生卵は食べないそうです。中国でも吉野家はあるのですが、トッピングに生卵はおいていないそうです。もっとも生卵を普通に食べている国自体が日本くらいですもんね。

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