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中華料理のちょっとした雑学



世界三大料理である中華料理ですが、中国では中華八大料理といって8つの地方に分けられるのをご存じでしたか。


ただその場合聞いたことが無い料理も出てきますので、今回は日本における分類で4つに分けて紹介していきたいと思います。



西方調理(四川料理など)

痺れるような辛さが特徴的な四川料理は香辛料を多用します。とは言っても四川料理で辛いものは実際の割にも満たないです。



麻婆豆腐(マーボードウフ)

一度食べ始めると止まらなくなるような、辛さとシビレを持つ麻婆豆腐は「婆」という文字からお婆さんが作った料理に思いますが、実は違います。若いころに結婚した妻が夫と子供を早くに亡くして、お金を稼ぐために発明した料理と言われています。



回鍋肉(ホイコーロー)

名前からするとトルコ料理のドネルケバブのように回転させて作る料理に思いますが、「回」は中国語で戻すという意味があります。一度煮た肉を鍋に戻して焼くという作業工程から名前が付きました。もち豚の食感と少し甘めの味付けがとても美味しい料理です。


青椒肉絲(チンジャオロースー)

「青椒(チンジャオ)」はピーマンや青唐辛子を指し、「絲(スー)」は細切りすることを指します。中国では豚肉を使用することが最も多くて、牛肉を使用すると名前が変わります。ただ、日本では豚肉を使用しても牛肉を使用しても「青椒肉絲」の名前で統一されています。

担担麺(タンタンメン)

名前の由来は、その昔に商売人が天秤棒を担いで麺を売っていたところからきています。日本では赤みがかった汁が入っていることが一般的ですが、中国では汁が入っていないほうが普通なのです。器の底に調味料が溜まっており、豚そぼろと共に麺を混ぜていくのが本場の食べ方です。


棒棒鶏(バンバンジー)

日本での棒棒鶏はさっぱりとしている味付けですが、これも四川料理のひとつです。ラー油を使ったタレに漬け込んだ冷菜というのが本場の作り方です。また四川料理では生野菜を食べる文化がないので、これも日本でのアレンジですね。



北方系(山東料理など)

歯ごたえが柔らかいものが多く、塩辛い料理が多いのが特徴です。

また、牛乳スープやコンソメスープが多用されるのも特徴です。



北京ダック

名前の通りアヒルを丸ごと使った料理です。「ダック」はカタカナで表記されるのを得見かけますが、中国では「烤鴨」と書きます。元々は南京での料理が都が移ったときに伝わったものです。フォアグラのような工程でアヒルを強制的に太らせて作るのは、少しかわいそうですね。



南方系(広東料理など)

「広東人は飛ぶものは飛行機以外、泳ぐものは船や潜水艦以外、四つ足は机と椅子以外、二本足は人間以外なんでも食べる」となんでも食べる食文化を持っている方たちが作る料理です。


フカヒレスープ

中国の高級食材のひとつ、サメのヒレを乾燥させて作った食材であるフカヒレを使ったスープです。因みに日本はフカヒレの生産が盛んなことが世界でも知られています。



焼売

「焼く」という名がついていますが、中国では「強く加熱する」という意味があります。湯気がたくさん沸いたセイロに入れている光景を浮かべてもらうと想像がつきやすいですね。



酢豚

ご存じの料理ですが、本場ではパイナップルが入るために日本では抜いて作る家庭が多いのではないでしょうか。ただパイナップルを一緒に調理すると、肉が柔らかくなる、甘酸っぱさが強調されるといった利点があるために中国人は昔からパイナップルをいれています。



東宝系(上海料理など)

様々な食文化を持つ人が移住してきて形成されたのが上海料理です。



八宝菜

特によく使われる食材をカウントすると、鶏肉、焼豚、烏賊、海老、筍、白菜、椎茸、人参、ピーマン、うずらの卵と10種類あります。実は「八」というのは数字の8ではなく、「多くの」という意味があります。

いかがでしょう。

日本でも多くの中華料理を食べる機会があります。

トリビアとして知っていたら、自慢できますね。

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