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京都へ行ったらこの「お菓子」

更新日:2020年8月12日



京都で作られたお菓子は元々は宮中や茶家、寺、神社などで献上菓子として使われてきました。そのためか京都の神社の近くには京菓子を扱うお店があります。


「ここの神社の側にはこの京菓子!」といった具合に特徴があるお店もあります。


今回はその中でも有名な(ローカルで有名なものも含む)京菓子を紹介していきたいと思います。


1.八つ橋


京都に寄られたら、お土産に購入する方も多いのではないでしょうか。

餡子が入っているもの他に抹茶味やチョコレートが入っているものなどバリエーションに富んでいます。

皮にシナモンを織り交ぜているため、苦手な方もいらっしゃいます。

京都の料亭や割烹で前菜や八寸、水物に提供されることもあります。

2.阿闍梨餅


大正11年に作られた京菓子司「満月」の京銘菓です。

「あじゃりもち」と読みます。モチモチとした食感の餅製の生地で粒餡を包み上げたお菓子です。

他県ではあまり知られてないかもしれませんが、京都では知る人ぞ知る京銘菓です。

本店は出町柳駅と言って少し北の方にありますが、京都駅のお土産屋さんでも購入することが出来ます。

しかし非常に人気で17時頃には売り切れていることもあります。

3.あぶり餅


きな粉をまぶしたお餅を竹串で指して炭火で炙り、白みそのタレを塗った和菓子です。

今宮神社の鳥居の両左右に「あぶり餅かざりや」と「一文字屋和補(一和)」とが向かい合ってあります。

「一文字屋和補(一和)」は1,000年以上の歴史を持ち、なんと日本最古の和菓子屋さんと言われています。

対して「あぶり餅かざりや」は江戸初期に創業され400年以上の歴史をもちます。

両店舗ともあぶり餅しか提供しておらず、味も違うため食べ比べするのも面白いかもしれません。

賞味期限は当日中なのでお土産には向きません。

それに食べるなら炙りたてを食べる方が美味しいので、今宮神社に参拝がてら立ち寄ってみてください。

4.水無月


6月の名を冠するこの和菓子は今でこそ東京や他の県でも見ることが出来ますが、れっきとした京菓子です。

6月30日に1年の折り返しということで無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」の時に提供された和菓子です。

三角形の形をしていて、白の外郎生地に小豆がのっています。

5.千寿せんべい


「京菓子処 鼓月」の銘菓です。

波が打ったようなクッキー生地でクリームをサンドしたものです。

昭和の頃にドイツから間違って焼肉用の機械が送られてきたのがきっかけです。

捨てるわけにもいかず、かと言って送り返すわけにもいかない。

考え抜いた末にできたお菓子です。和菓子では少し新しい部類の京菓子ですね。

6.生銅鑼焼


上賀茂神社の近くにある「朧八瑞雲堂」で販売されているクリームたっぷりのどら焼きです。

2009年創業と非常に若いお店ですが、店が開いて午前中には完売してこともある人気さです。因みに1人1個までしか買うことが出来ません。

クリームの種類がたくさんあり、抹茶やイチゴ、小倉、黒ゴマ、サクラ、サツマイモとバリエーションが豊富にあります。

7.若鮎


ご存じの方が多いと思います。

京銘菓として知られていますが、他県でも買い求めることが出来る銘菓です。

カステラ生地で求肥を包んで鮎の形に楕円形に整えたものです。

鮎の解禁日である6月ごろに売り出されることが多かったです。

他の県では求肥以外に餡子が入ったり味噌入り餡が入ったりします。

いかがでしょうか。


京菓子というからには歴史があるものばかりと思いますが、最近できたものもあります。


お土産には難しく、現地で食べたほうがいいものがあったり、並ばないとかえないものもあります。


それでも有名になるくらい美味しいのです。


ぜひ京都に立ち寄った時には散歩がてら買い求めてはいかがでしょうか。

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