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小田急電鉄片瀬江ノ島駅の新駅舎


日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)の意匠性チタンTranTixxiiⓇ(トランティクシー)が、このたび小田急電鉄片瀬江ノ島駅(所在地:神奈川県藤沢市)のリニューアルされた新駅舎の屋根に採用され、8月31日、駅舎の改修工事を終え、竣工しました。施工面積は、785平方メートル(チタン使用量:約3.5トン)で、屋根葺き素材として、発色とブラストの組合せによって伝統建築で多用される緑青色を日本製鉄の独自技術で表現しています。加えて棟などについても、日本製鉄の特許技術であるIon Plating Gold(以下、IP Gold)チタンが採用されています。今回、IP Goldチタンの採用規模としては、過去最大となります。


小田急電鉄片瀬江ノ島駅※は、1929(昭和4)年の開業以来、「竜宮城」を模したデザインを特徴とし、江ノ島観光の窓口として、「関東の駅100選」にも選ばれ、地域の方たちや観光客などからも親しまれてきました。今回の改修工事は、神社仏閣に用いられる「竜宮造り」で、木造の軒と入母屋の屋根が特徴の本格的な伝統建築の技法が採用されています。今回使用したTranTixiiⓇの緑青チタンは、国の名勝地を含む著名な伝統建築改修に多くの採用実績があり、その実績と信頼性を評価頂きました。90年ぶりに装いを新たにするにあたって、伝統建築技法と最新の素材技術を融合し、デザイン性を強化するとともに、伝統建築で一般的に使われる銅を使用するよりも約6割の軽量化を実現しました。コンコースの拡大により多くの乗客を迎えるターミナル駅として、安全と安心の確保にも貢献しています。

 ※片瀬江ノ島駅:1929年4月1日開設(平均乗降人員21,440人/日)(2016年度)


片瀬江ノ島駅は、海岸至近に位置しており、維持管理の厳しい塩害環境にありますが、TranTixxiiⓇの高い耐食性によって、美しい屋根を長期にわたって維持します。江ノ島エリアは、国内外問わず、多くの観光客が訪れる人気観光地の一つであり、片瀬江ノ島駅は、都心を経由して、世界中から訪れるゲストを迎える拠点として、重要な役割を期待されています。今回のTranTixxiiⓇを採用した屋根の改修工事によって、格調高い新たなデザインの美しさをそのままに長寿命化を図り、「時を超えて」、意匠を未来に引き継ぎます。


チタンは、戦後実用化された新しい金属であり、世界的には機能性が重視された用途が主流です。その中で日本製鉄の意匠性チタンTranTixxiiⓇは、独自の技術によって様々な色彩・色調を建築で表現する、日本のものづくりにおいて時を超えて “伝統” と “美しさ” を次世代に伝える世界初のチタンブランドです。


日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した活動(「住み続けられるまちづくりを」のターゲットである「世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する」)を通じて、これからも社会の発展に貢献して参ります。


いかがでしょうか?

TranTixxiiは、これまで浅草寺や増上寺、金閣寺といった日本の伝統的な寺社仏閣をはじめとして、東京国際展示場(ビックサイト)や九州国立博物館などの日本を代表する建築物、また、海外の著名なホテルや教会、美術館等、国内外で約700件以上の建造物に採用されてきた実績があります。皆さん是非一度小田急電鉄片瀬江ノ島駅の新駅舎を行ってみてくださいね。

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