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日本三大「そうめん」とは!?



日本においての「そうめん」の最古の歴史は、飛鳥時代~奈良時代に始まります。当時の倭国(日本)が派遣した遣唐使が持ち帰ってきた「索餅」(サクベイ)が「そうめん」の原型と歴史で伝わっております。


「索餅」とは小麦粉と米粉を水で練り、塩を加え、縄上にした食べ物です。「索餅」は当時、貴族階級の方々が祭事や宮中行事などにしか食べることの無かった食べ物でした。


「そうめん」は、およそ1200年という非常に長い歴史を持ち、古来より現在に至るまで日本人なら一度は食べたことがありますよね。


現在では全国にそうめんの産地があり地域特有の特徴があります。


そこで、今回は日本三大そうめんについてご紹介いたしますので、どうぞ「そうめん」選びの参考に最後まで読んでください!

奈良県 三輪素麵とは


「そうめん」の発祥の場所と伝われており歴史としては最古です。平安時代の日記や室町時代の古文書にも「素麵」という記述があります。当時の人々も身近に食していたことが伺われます。また、日本の「そうめん」の大半は三輪素麵の系統だと言われております。


三輪素麵の特徴として、厳格な製法、機械は手作業の補助以外使用厳禁、約36時間かけて作り上げます。古くからの伝統的な製法なので、コシが強く独特な歯ごたえのある細い麺が現代まで受け継がれています。天皇皇后陛下並びに各宮家へ献上しています。


三輪素麵は江戸時代に、宿場町として栄えた三輪山の「そうめん」が日本全国に広がり、三輪素麵として、一般大衆に親しまれる食べ物として現在まで伝わっています。


三輪素麵の製造期間は11月~3月までの冬の期間のみに作られます。冬の期間で作られるおかげなのか。コシが強い麺が特徴ですね。



兵庫県 揖保乃糸とは


「そうめん」生産の歴史としては古く、兵庫県南西部にある播州地方にある揖保川流域が生産地であります。

揖保乃糸の特徴として、熟練した職人の手法により、麺を延ばす作業と熟成を繰り返すことによって、細く美しさのある「そうめん」になります。食感としてはコシがあり、歯切れも良い「そうめん」になります。

さらに揖保乃糸にはなんと7種類の等級があります。等級の違いで質、原料、麺の細さによって、7等級に分類されています。また、等級違いで、「そうめん」の帯色も違います。


揖保乃糸の製造期間は毎年10月~4月に実施されます。何でも等級によって使用する小麦粉が違うらしく、そのため製造期間を変えているみたいですよ。


香川県 小豆島素麵とは


小豆島素麺は香川県の小豆島が発祥の場所です。今から約400年前に、小豆島の村民が三輪素麵の製造技術を学び、小豆島に技術を持ち帰ったのが始まりでした。


以来、現在に至るまで小豆島の「そうめん」職人は伝統を守り、当時の素材と製法で「そうめん」を作り続けています。


小豆島素麺の特徴として


・小麦

・瀬戸内海の食塩

・特産品のゴマ油

・瀬戸内海の海風による天日干し


以上の4つが小豆島素麵の特徴になります。


小豆島素麵は麺を延ばす作業中に小豆島の特産品であるゴマ油を使用しているので、他の「そうめん」と違って、麺が少し黄色になり、風味も異なる味わいのある「そうめん」になります。

<最後に>


今回の記事では日本三大そうめんの紹介についての説明をしましたが、いかがでしたでしょうか?

今回の記事の主要ポイントは3つになります。


・奈良県 三輪素麵

・兵庫県 揖保乃糸

・香川県 小豆島素麵


日本三大そうめんについていかがでしたか。それぞれの地域の特徴があるので、食感や味わいも違います。なので、三大「そうめん」を食べ比べてみるのもいいかもしれませんね!

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