今回は日本産の豚のブランドについて紹介していきたいと思います。
日本で一番食べられている肉は鶏肉だそうですが、豚肉も僅差です。
そんな馴染みのあるブランド豚は日本にたくさんいます。ぜひご覧になってください。
かごしま黒豚:鹿児島県
最も歴史の古い豚のひとつです。鹿児島の名産であるサツマイモを肥料の基礎配合に使われています。鹿児島県以外にも黒豚のブランドは存在するのですが、どうやら「かごしま黒豚」は別格のようです。
そんな「かごしま黒豚」は歯切れがよく軟らかい、そしてさっぱりした味という特徴があります。今や日本国内だけではなく、香港やシンガポールなどアジア圏に広く知れ渡っています。海外では鹿児島県食肉輸出促進協議会が指定する販売指定店を「KAGOSHIMA KUROBUTA」と呼ぶそうですが、その数はまだまだ少ないです。
あぐー豚:沖縄県
昔、中国から渡ってきて沖縄で飼われていた小型の島豚が「あぐー豚」にあたるとされています。そのため今では、沖縄の在来種の一種とされています。
名前の由来は、沖縄諸島のひとつである粟国島(あぐにじま)と言われています。赤身の部分が少なく脂肪が多いのですが、外来種の豚に比べてコレステロール値が1/4と低くなっています。沖縄ではラフテーやテビチなどの豚料理が多く、よく「あぐー豚」が使われています。
「あぐー」と「アグー」の表記の違いがあり使用に制限がかかっていますが、表記を変えるのではなくて、いっそのこと名前を変えたほうが区別しやすいかと思いますが、何かこだわりがあるのでしょうか。
バームクーヘン豚:滋賀県
なんと洋菓子で有名なバームクーヘンや焼き菓子を食べて、ミネラルウォーターを飲んで大事に育てられた、霜降り豚です。豚の中でもセレブ扱いですね。お菓子を食べて育ったためか、特有の甘みのある肉が特徴です。
そんなバームクーヘン豚を使った独特な料理があって、東京の「TABLE O TROIS(ターブル オー トロワ)」というビストロ店で提供されている「ミートバームクーヘン」です。名前の通り、なんと豚バラ肉をクルクル巻いて煮込んだ料理で、見た目がバームクーヘンそっくりです。滋賀県産の豚なのに、東京で提供されているほど魅力的なバームクーヘン豚は一度食べてみたいです。
平牧三元豚(ひらぼく さんげんとん):山形県
身体は黒い斑点が付いているように見える毛が生えているのが特徴です。一般的な豚の肥料であるトウモロコシや大豆に加えて、お米を加えています。そのため、脂身と赤身の割合が絶妙なバランスになっており、独特の旨みと甘みがある肉になっています。舌の上に乗るとサラリととろける食感を楽しむことが出来ます。食べ方も精肉のほか、ウインナーやハム、ベーコンなどの加工肉でもたくさん出回っています。
金華豚(きんかとん):山形県
世界三大ハムの1つである高級中華食材である「金華ハム」の原料にもなっている豚です。幻の豚と称される金華豚は世界で見ても、希少な最高品種だそうです。全体的に身体は白く、頭と尻尾が黒いチャーミーな豚ですね。一般的な豚の肥料とは違い、トウモロコシや麦ではなく野菜中心に食べています。そのため脂肪がつきにくく、味は豚肉とは思えないほどの繊細な味わいで、油はしっとりしていて、甘みがあります。ハムなどの加工食品に最適な豚なのですね。
いかがでしょうか。
日本産の豚のブランドについて紹介しました。
変わったネーミングの豚が多いですね。やはり肥料によって肉の味わいは変わってきます。牛にはビールを飲ませる場合がありますが、豚にはお酒を飲ませるということは聞きませんね。もしかしたら誰かが試していて、新しいブランド豚が登場するかもしれません。
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