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旬の野菜を食べるメリットは?【秋冬編】


野菜

旬の野菜とよく言いますが、旬に食べるメリットはあるのでしょうか。

秋冬それぞれの旬の野菜の種類を紹介するとともに、それらの野菜の栄養、旬の時期とそれ以外の時期では栄養価の違いがあるのかなどを見ていきましょう。


それぞれの季節に旬を迎える代表的な野菜とその栄養を紹介していきます。


【秋】

さつま芋

⇒秋の味覚といえばさつま芋。日本では江戸時代から栽培が開始され、痩せた土壌でも良く育つため飢饉の際には多くの人を助けました。

主成分はでんぷんですが、カロリーは米や小麦の1/3程度と低く、ビタミンC、食物繊維が豊富のため、女性には嬉しい野菜です。

カリウムも豊富に含まれており、体内の不要な水分を排出してくれるためむくみや高血圧予防が期待できます。

きのこ

⇒これも秋の味覚ですね。

シイタケに含まれるエルゴステロールは日光に当たるとカルシウムの吸収を促進するビタミンDに変化します。また、血中コレステロールを低下させるエイタデニンも含まれています。

女性はホルモンの影響でカルシウムの吸収やコレステロールの代謝などが調整されていますが、加齢によりホルモンバランスが変化しやすくなるので積極的に摂りたい栄養素です。


成長期のお子様にもぜひ摂ってもらいたいです。

また、きのこ全般にビタミンB1が豊富で、疲労回復に効果が期待でき、食物繊維も豊富です。

【冬】

大根

⇒正月の七草粥で食べられる「春の七草」の「すずしろ」は大根のことで、古事記にも記載があります。

旧暦では1~3月が春と呼ばれていました。


お正月を新春と呼ぶのはここからきています。

春から夏にかけて出回るものは辛みが強く、秋から冬に向けて甘みが増します。

ジアスターゼという消化酵素が豊富に含まれており、消化を助け、胃の粘膜を保護してくれます。

このジアスターゼは熱に弱いため、生でサラダにしたり、大根おろしで食べるのをおすすめします。

また、大根おろしにしたときに、細胞が壊れてイソチオシアネートという成分が作られます。これは大根おろしの辛み成分で、殺菌作用があるため風邪の予防に効果があります。

春菊

⇒関西ではキクナとも呼ばれています。

3月ごろまでが旬ですが、春に黄色い花を咲かせるため春菊という名前がついています。

緑黄色野菜の中でもカロテンの含有量はトップクラスです。


抗酸化作用により風邪の予防に効果があり、鉄分も豊富なので貧血予防になります。


複数の成分からなる独特な香りは食欲増進、胃もたれの解消、消化促進などの働きがあります。


●まとめ

旬の野菜を食べるメリットを紹介してきました。


野菜を美味しく、でも少しでも安く食べたい!そんな希望を叶えてくれるのが旬の野菜です。栄養価まで高いとなると一石三鳥ですね。


野菜の種類によって含まれる栄養素、それぞれの栄養価は全く違います。


だからこそ「食事はバランスよく」が基本となるのですが、色々な野菜を食事に取り入れて食べたいですね。春夏秋冬、季節ごとに旬を迎える野菜を知っておけばその日の献立決めもスムーズに出来そうです。


日々の食卓に旬の野菜を使ったサラダを1品追加したり、冬に旬を迎える野菜を鍋の具材として使えば加熱することでカサも減りたくさん食べられます。

野菜が苦手な人も、工夫して積極的に美味しい野菜を取り入れてください。


最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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