焼肉屋さんに行ったときに注文する時、名前が分からず困ったことありませんか。
今回は焼肉屋さんによくあるメニューを解説していきたいと思います。
1.カルビ
あばらについている肉、つまりお腹周りの肉を指します。
日本では牛を指して使いますが、韓国では豚や鶏でも使われています。
カルビは範囲が広いためそのなかでも肩バラ、トモバラ、カイノミなど様々な部位があります。
お店では「上カルビ」「特上カルビ」として提供されているのも、部位の名前ではなくお店によって美味しいカルビの部位を提供しているのです。
2.ハラミ
横隔膜の筋肉を指します。牛、豚、鶏にあります。
筋が少なく、旨みがあって食べやすい部位で鶏のハラミは食感がコリコリしているのに対して、牛、豚のハラミは柔らかいです。
横隔膜にはハラミ以外にサガミと呼ばれている部分があり、お店によっては別々にメニューに載せているところもあれば、ハラミとして一緒になっているお店もあります。
因みにハラミは横隔膜なのでホルモンに分類されます。
3.サーロイン
「ステーキの王様」の異名を持つ背中から腰にかけて部位のです。
腰の部位を「ロイン」と呼ぶのですが、その昔イギリスのヘンリー8世がこの「ロイン」を食べたところあまりの美味しさに肉にナイト爵(サー)の称号を与えたという逸話があります。
そこからサーロインと呼ばれるようになりました。ロースに分類される中でサーロインは高級部位になります。
4.ランプ
サーロインに続く腰からお尻にかけての部位です。
ランプというと日本では照明具を思い浮かべますが、英語で動物の尻を指します。
肉のキメが細かく、動物性たんぱく質を豊富に含んでいるために女性に人気のある部位になります。
5.ヒレ
腰の奥側の部分です。上で紹介したロインに属します。
カルビやロース、サーロインに比べてあまり馴染みがない部位ヒレですが、トンカツ屋さんでは「ヒレカツ定食」としてよく売られていますよね。
あまり動かすことが無い筋肉なので、食感がとても柔らかい部位です。
因みにヒレ肉の中心部分に当たる部位は「シャトーブリアン」と呼ばれ、牛肉の中でも最高級の部位になります。
6.タン
ご存じ舌の部分になります、鮮度がいいものは刺身として食べられるほか、煮込むと柔らかく独特の風味が出るために「タンシチュー」として提供されることもあります。
焼肉で食べるなら、塩やレモン汁などさっぱりと食べることが多いですね。
7.ミノ
牛は4つの胃をもっていて、その一番目の胃で最も大きく白色をした部位です。
食べるときに格子状に切り目を入れて蓑笠のような形になることから、こう呼ばれているそうです。
コリコリとした硬い食感が特徴で噛み切れないため、特に女性の中では苦手な方がいらっしゃいます。
8.レバー
牛の肝臓を指します。ホルモンの中では一番大きい部位です。
独特の臭みを持っていて苦手な方もいると思いますが、下ごしらえで補えます。
栄養がとても豊富な部位で、なめらかな食感ですので好きな方も多いです。
9.テール
名前の通り尻尾の部分です。
コラーゲンがたっぷりのため女性に人気の部位で、よく煮込んだらゼラチン状になることから「テールスープ」として提供されることが多いです。
ただ他の部位では味わえない旨みと歯ごたえをもっているため焼肉として提供されているお店もあります。
10.イチボ
あまり聞きなれない部位かもしれません。お尻の先の部分を指します。
そのため一頭から少量しかとれないので希少部位となっています。
刺身でも食べられて、通好みの部位です
いかがでしょうか。
普段、焼肉屋さんに行ったらカルビやハラミを頼んで後は適当に頼んでいるかたもいらっしゃると思います。
他にも食感が良い部位や身体にいい・肌にいい部位がたくさんありますので、ぜひ一度食べてみてください。
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