以前に紹介しました「野菜の雑学」の第二弾です。
馴染みのある野菜でも知らないことがたくさんあると思います。
ぜひご覧になってください。
アボカド
「森のバター」や「バターフルーツ」の二つ名を持っている栄養価の高い食材です。野菜のとして今回は紹介していますが、分類上は果物になります。
全ての果物の中で一番高いカロリーを誇ります。10種類のビタミン、11種類のミネラル、そしてミネラルをたくさん含んでいます。メキシコがアボカドの生産量と消費量が世界一で、日本で売られているアボカドはメキシコ産ハス種が99%と大半を占めます。このハス種のアボカドは世界的に生産されている1,000種類もののアボカドの中では少数派になります。
人間以外の動物には毒性を示すことがあり、イヌやネコ、ウサギ、モルモットにあげると痙攣や呼吸困難を起こす場合があります。しかし、僕はペットショップでアボカド入りのドックフードを見たことがあります。調べてみるとドックフードなどではまだ毒性を示す症例が出ていないそうです。でも、なんだか怖いですね。
アメリカのカリフォルニア州ではアボカド祭りという大きいお祭りがあり、アボカドのディップを作って世界一を競ったりするそうです。アボカドはなんと石鹸の材料にもなり、ブラジルでは多く出回っているそうです。
ブロッコリー
冬の野菜ですが、今では年中出回っていますよね。
イタリアではローマ時代と古くから食べられている野菜ですキャベツが突然変異を起こしてできたのがブロッコリーで、ブロッコリーが突然変異してできたのが、カリフラワーとのことです。最近では、ブロッコリースプラウトというブロッコリーの新芽で、カイワレ大根に似た形の野菜が人気です。がんやピロリ菌抑制に効果があるとされています。
アメリカでは「幸せ・健康の象徴」として親しまれています。なんと結婚式でのブーケトスに使われることがあり、独身男性がキャッチできると次の花婿になるという願いがあります。
カボチャ
緑黄色野菜の中でも有名な野菜ですよね。ビタミンやミネラルが多く含まれていて、栄養価が非常に高い野菜です。
皮にβ―カロテンがたくさん含まれているため、皮と一緒に食べたほうが栄養たっぷりです。ただ色合いが黄色くならず、一度カボチャスープを作ろうと皮ごと茹でて、ブレンダーで混ぜたら、あまり美味しくなさそうな色になりました。
食用以外の使い方として、アメリカではハロウィンにジャック・オー・ランタンを作ります。その際にカボチャの中身をくりぬいて、目や鼻、口をつけ中にロウソクを入れて観賞用として飾ります。
人の容姿を悪く言う例えにカボチャがよく使われ、日本では「南瓜に目鼻」、朝鮮では「ホバク」(朝鮮語でカボチャの意)という言葉があります。あまり馴染みがない言葉なので、もし言われてもすぐに理解できないですよね。
ゴボウ
キンピラにしたり、タイと一緒にアラ煮にしたりと色々な料理に使えますよね。便秘の解消や腸の環境を整えるのにも効果があり、アクにはポリフェノールが含まれていて、がんの予防にもなる健康にいい野菜としても知られています。
なんと野菜として家庭の食卓にあがるのは日本だけらしいです。他の国では食用としての利用がありません。そのため、戦時中に日本人が捕虜の外国人に対して、ゴボウの煮物を食べさせたところ「木の根を食べさせるなんてなんて奴らだ」と訴えました。結果は有罪です。笑えない話ですね。
いかがでしょうか。
野菜の雑学について紹介しました。
栄養価が高い野菜が多くありますよね。苦手な野菜がある方も調理法次第では食べることが出来たという例は多々見てきています。これを機会に野菜の好き嫌いをなくしてはいかがでしょうか。
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