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食用貝のちょっとした豆知識



今回は食べられる貝の雑学を集めてみました。


栄養満点の貝ですが、苦手な方も多いですよね。原因は味と食感だと皆、口をそろえています。


これを見て食べてみようかなという気になってくれれば幸いです。身体にいいですよ。



1.アサリ

あさり

日本各地に残っている貝塚から分かるようにアサリは日本で古くから食べられている貝の一つです。

名前の由来は浜で「漁って」とるところからきているというのが有力ですが、浅瀬にいるからという説のほうがしっくりくるので個人的にはこちらの説の方が好きです。

オスからメスへ性転換することが出来ます。

味噌汁などの和食やボンゴレなどのヨーロッパでも幅広く料理に使われています。



2.アワビ


一枚の貝殻という他の貝とは少し違う高級食材です。

名前の由来は、その貝殻が一枚のため合わせられないことから「合わないから侘びしい」が訛って「アワビ」になったという説があります。

別名「海の怠け者」と呼ばれるアワビは、あまりエサを食べずに動きも鈍いです。

しかし、緊急時には素早く動きますし、食べるときは食べているみたいなのでそのような二つ名は可哀相ですね。



3.サザエ

さざえ

網に置いて醤油とみりんを注いで壺焼きにして食べる、そこにビールがあれば最高ですね。

そんなサザエですが、漢字で書くと「栄螺」と書きます。

あまり見たことないですね。

殻についている細かい縞々模様は、木で言うところの「年輪」にあたり1日ごとに増えていきます。

一般的に出回っているサザエの寿命は2年から3年とされているので、縞々模様が約1,000本は入っているということですね。



4.ハマグリ


ハマグリ独特の特徴として貝殻があります。

1対の貝殻は合わさりますが、他の貝殻とは決して合わすことが出来ません。

これを利用したトランプの神経衰弱のような遊びが平安時代に「貝合わせ」として親しまれていました。

そのため結婚式でハマグリのお吸い物が出されるのは「夫婦和合」の願いを掛けているからです。



5.ホタテ


刺身でヒモの部分が提供されますが、あのヒモにはよく見ると黒い点がたくさんついています。

実はその黒い点は全て「目」で「外套膜(がいとうまく)」と呼ばれています。

平均して80個の黒い点が一つのホタテについていますので、日本の妖怪の「百目」みたいですね。



6.シジミ


名前の由来は諸説がありますが、煮ると身が「縮む」ことや貝殻の縞々模様が「縮んで」みえることから「チヂム」が訛って「シジミ」になったとされています。

オルニチンが多く含まれていて、これが二日酔いによく効くためにシジミの味噌汁やサプリメントが身体にいいとされています。



7.牡蠣


お菓子メーカーの「グリコ」の命名は牡蠣からきていて、牡蠣に多く含まれるグリコーゲンを使ってお菓子を作ったのが始まりとされています。

また「海のミルク」と呼ばれていて栄養成分がビタミンB、B2、B12、鉄、亜鉛、グリコーゲン、タウリン、アミノ酸、コハク酸、葉酸と非常に多く含まれています。



8.エスカルゴ

エスカルゴ

分類では貝に入ります。

食用に使われるカタツムリは稀に野生のカタツムリもありますが、ほとんどが養殖です。

エスカルゴの中でも最高級品と言われているのが、ブルゴーニュ産のもので当時、葡萄畑を食い散らかしていたエスカルゴを食べたことがきっかけで葡萄の葉を与えて飼育しているのです。



9.トリ貝


名前の由来は上物のトリ貝は鶏肉のような歯ごたえや味を持っています。

他には食べる足の部分がトリのクチバシに似ていたからという説もあります。

一枚の貝から一つしかとれないため寿司屋での高級ネタの一つとなっています。



いかがでしょうか。


やはり食べたいとまでは思わないでしょうか。それでも少しは興味を持ってくれたかと思います。


一度、挑戦してみるのはいかがでしょうか。もしかしたらハマるかもしれませんよ。

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